よく噛むことが若返りの秘訣。脳血流を上げて脳機能を活性化
最近、歯の健康と脳の関係が明らかにされてきました。
歯医者としては、歯の大切さを多くの人に気づいてもらえた感じがしてとても嬉しく思います。
前回の記事でも紹介しましたが、認知症など、脳機能と歯の状態が密接にかかわっていることが長年の研究でわかってきました。
前回の記事はこちら
歯の健康を保つことが、脳を活性化させ若返らせることに効果的と言えそうです。
その理由はこちらの3つです。
脳を活性化させる「脳」と「歯」、3つのつながり
- 噛むごとに脳血流が3.5cc(魚の形の醤油の分量)増える。
- 口の中への刺激が脳を活性化させる、噛むほどに脳は若返る。
- 歯周病菌を除去することで、海馬と扁桃核の萎縮を防げる。
噛むごとに脳血流が3.5cc(魚の形の醤油の分量)増える。
噛むことによって、歯の下にある歯根膜というクッションのような器官が押され、血液を脳に送り込むことがわかっています。
その量が1回噛むごとに3.5cc(お魚のお醤油の容器)だそうです。
10回噛めば、35cc。
これはバカにできない量ですよね。
脳血流が上がって若返るんだ!と思えば、食事中に噛む回数が自然と増えそうです。
口の中への刺激が脳を活性化させる、噛むほどに脳は若返る。
口の中の動き、噛んだり下を動かしたりするその刺激が脳を活性化させるといわれています。
歯がないと噛めませんから、年齢を重ねても歯を保っている人と少なくなった人では、歯の本数によって実年齢以上に、見た目や雰囲気が違ってきそうです。
歯周病菌を除去することで、海馬と扁桃核の萎縮を防げる。
認知症やアルツハイマーに悪影響を及ぼすことが分かってきた歯周病菌。
その原因は、歯周病菌が出すアミロイドβという毒素です。
このアミロイドβが、記憶を司る海馬の中でも、特に感情の中枢「扁桃核」を委縮させることが分かっています。
そのため、歯周病菌を除去して、お口をきれいに保つことが脳機能、感情面でも気持ちよく過ごせる秘訣と言えそうですね。
噛めば噛むほど、お口はキレイになる
お口の健康を守るために、誰でも簡単にできることがあります。
それがよく噛むこと。
食事をするときに噛む回数を増やせば増やすほど、お口の清潔は保たれます。
それは、唾液がしっかり分泌されるから。
唾液には、「洗浄作用」と「殺菌作用」がありますから、菌の繁殖を抑えてくれます。
よく噛んでご飯を食べてくださいね。
理想の歯みがきの時間は15分
また、歯の健康を保つうえで欠かすことができないのが歯みがきです。
歯みがきには、歯ブラシしか使っていない方が多いですが、意識の高い北欧では、フロスもしっかり使われています。
フロス or ダイ (フロスを使うか死ぬか)
という極端な諺まであるそうですから、どれだけ大切にされているか分かりますよね。
歯ブラシで汚れを落とし、歯間ブラシやフロスを使って歯の間も掃除していきましょう。
歯のお手入れ、歯みがきにかける理想の時間は?
理想の歯みがきの時間は15分とも言われています。
自分の歯の状態と向き合いながら、手入れをしてあげると歯も喜んで唾液をしっかり分泌してくれるのではないでしょうか?
さわき歯科医院では、歯科衛生士によるブラッシング指導、フロスの使い方なども指導させていただいています。
定期健診に来られた方は、もちろん院内でピカピカに磨かせてもらいますが、ご自宅での歯のケアを学べるのでとても喜ばれています。
定期健診について気になる方はいつでもご相談くださいませ。
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